新卒、IT業界でブログを書く
「出版希望だったんですね、ならGENZのブログ書いてみるのはどうですか?」
「ブログを書きたい?いいんじゃないですか」
…いいんだ、新卒なのに会社の名義でブログって書いていいんだ。
まだ入社して2週間しか経っていないのに、上司から許可を貰い、ブログを書けることになった。
GENZという会社が自由だというのは知っていたし、
入社してすぐにでも服装や研修の進め方で感じていたが、まさか、
新卒が入社してすぐにブログを書かせてもらえるほど自由だとは思わなかった。
そして、社長に直接、新卒が提案して許可を貰う、という寛容さにも本当に驚いた。
このブログを読んでいる貴方がいるということは、プレゼンは成功し、社長からの許可を得たのだろう。
そう、新卒ながら、社長からの許可を得たのだ!
ITについてまだまだ分からないにも関わらず、出版に憧れを抱いていた私は、
ITを学び切る前にブログを書いていけることになった。
元出版希望、私大文系、ITの知識なし。
そんなITベイビーの私が、IT業界の片隅で細々とブログを書いていく。
新卒切符で出版業界からIT業界へ
「趣味は趣味に留めておいた方が幸せだと思いますよ」
今なら「そうですよね」と就職エージェントさんの言葉に同意できるが、当時は「そんなことない」と否定していたと思う。
出版業界を志したのは、別によくある理由。
漫画が好きで、漫画に携わる仕事をしたい。そして世界に自分が作家さんと作った作品を届けていきたい。
でも、どこかでありきたりな理由だってわかっていた。
キャリアと同じくらいのライフを大切にしながら仕事をできるような業界でもなく、残業も多い。
好きを仕事にできないならキャリアとライフを同じくらい充実させたい、と相談した就活エージェントさんに紹介されたのが、ここ、IT業界だった。
ITか、まあ伸び代のある業界って聞くし、よくわからないけどITって身近だし。
なんかスマホとか四捨五入したらITそのものでしょ。
そのくらいの気概で調べ始めた業界からオファーはすぐに来た。
運命を信じるような年齢ではないけれど、何かいい縁のような気がした。
だから面接を受けた。
最終面接、というよりもGENZは面談形式だけれど、その時に社長と波長が合うな、と思った。(社長の人心掌握力の高さ故かもしれない)
面談中の印象に残っていることは色々あるけれど、1番は
「文系の方が向いてる仕事だから」
という言葉。
ITが?文系の方が向いてる?ITなのに?
ITが何かよくわからないけれど、文系の私でも出来るなら、そして残業も少なく、ライフプランも大切にできるなら。
その気持ちと就活に疲れた一抹の投げやりさ、あと少しばかりの直感に身を任せ、私は新卒切符をIT業界で切ることにした。
面談での助言はITについてではなく、ブログの執筆
入社してすぐは当たり前だが研修が続いた。
座学から実技、ITに必要な知識からGENZで仕事をしていく上で必要な知識を学ぶ。
その中で行われた既存社員✖️新卒社員の面談、所謂「メンター面談」は、新卒✖️GENZ=??の方程式を完成させるための手段であった。
研修内容や既存社員✖️新卒社員の面談については、別の機会にまとめようと思う。
その面談での一コマがまさか出版業界を志していたことから派生して、ブログ執筆に繋がるとは思ってもみなかった。
社会人生活は、もっと不自由の中の自由を謳歌するものである、と思っていた。
でも、実際の社会人生活はすでに自由だ。
ITの会社で、ITの知識も経験も乏しい私が、新卒2週間でブログを執筆できる、ということは、
それだけIT業界という流動的な世界に身を置いた社会人の先輩方の考え方が柔軟で、寛容なのではないだろうか。
それはきっと新卒✖GENZ=??の方程式。
なら私の新卒✖IT=??は
きっと
新卒✖IT=自由で面白い
そして、なんかわくわくする。
「なんか」の答えを見つけたとき、私の新卒✖IT=??は完成することだろう。
元出版希望、私大文系、ITの知識なし。
そんなITベイビーの私が、IT業界の片隅で細々とブログを書いていく。