ヴァンパイアカレーの看板を作っています。
キャッチは、
私は、食べられるために生きてきました。
なんだか唐突すぎるし、意味不明で、表に出すのがちょっと恥ずかしい…。
でも、これが一番言いたいことだし、これくらいアピールしないとやる意味がない、ということで、決定。
キャラクターも決まっているので、グッズも作ろうかと。
とりあえず、Tシャツを作ります。
ヴァンパイアカレーの看板を作っています。
キャッチは、
私は、食べられるために生きてきました。
なんだか唐突すぎるし、意味不明で、表に出すのがちょっと恥ずかしい…。
でも、これが一番言いたいことだし、これくらいアピールしないとやる意味がない、ということで、決定。
キャラクターも決まっているので、グッズも作ろうかと。
とりあえず、Tシャツを作ります。
ヴァンパイアカレー、やっと完成したと思ったが、気が変わってボツにしてしまった。
捨てたアイデアを拾いなおして、アレンジしてみたが、やはりどうも気にくわない。
文字通り毎日、死と再生を繰り返している。まるでヴァンパイアだ。
先日、もう本当にダメだこの企画やめよう、そう思って一緒にやっているスタッフに話したら、泣いて怒られれてしまった。どんなことがあっても決してくじけない、諦めない娘たち。ひさびさに若いということがうらやましくなった。
そして、奇跡がもたらされた。
もたらしたのは、やはりくじけない娘たち…。
たぶん、これで、本当に完成だろう。
あと一週間寝かせて、気が変わらなければ、これで行こうと思う。
いったいどのくらいかかったのだろう?
作っては捨て……その繰り返しが、永遠につづくかと思われた。
しかし、やっと、できた。
味、デザイン、ほとんど完成した。
完成に導いたのは、二人の娘だった。
彼女たちがもたらしたアイデアが最後の希望だった。
その希望は現実の形となった。
正直、もうちょっとで神経がおかしくなるところだった
いや、もうおかしくなっているのかもしれない。
とにかく、できた。
あとは、ただ、出すだけだ……。
しかし、何かひどく嫌な予感がする。
それが何かいまはわからない。
しかし、とにかく、やがてわかるだろう。

今は自分がサナギになった気分だ。
生まれ変わろうとして、じっと壁にはりついている。
写真の虫はコノハチョウで、サナギとは違うのだが。
ともあれ、なぜこんなところにコノハチョウが…。
琉球新報に掲載された、沖縄=ヴァンパイア島宣言の全文の下書きです
一部異なる部分があるかもしれませんが、ご了承ください。
■沖縄=ヴァンパイア島宣言
沖縄=ヴァンパイア島。沖縄の新しい魅力として、想像力を大いに膨らませ、これまでとは異なるイメージを提案したいと思います。これは今まで誰も言わなかったのが不思議なくらい自明なことのように思われます。例えば沖縄の人間なら誰もが知るヤナカジ、ヤナムンと呼ばれる宙を駆ける目に見えない悪霊たちの存在。各地に残る不老不死伝説。かつて沖縄各地にあったという血にまつわる風習や血をあつかった料理の数々。悪霊払いとしてニンニクが使われていること…。すべてがヴァンパイアが沖縄にいることを示唆しているではありませんか?

なかでもシマクサラシという悪霊ばらいの行事は強烈です。今は形ばかりの儀礼となっているところが多いようですが、昔は村に悪霊や魔物たちが入ってこないよう、牛の血を塗った藁縄を村の入り口にはりわたし、牛骨やニンニクなどをぶら下げておいたそうです。一説によると「この村の生き物はすべて血を吸われ食べ尽くされてもう何も残っておりませんので、どうかこのままお引き取りください」という魔物に向かってのサインとのこと。
西欧のヴァンパイアなど話にならない凄まじさ。これぞ沖縄=ヴァンパイア島の根拠となるものです。しかも沖縄にいるのは何も怖いヴァンパイアばかりではありません。伝承の中には人々を救う善のヴァンパイアの存在も見え隠れしています。善のヴァンパイアは人間の味方であり、悪霊たちから人間を守るため、母親のように自分の生命をも投げ出します。いったいこんな心やさしいヴァンパイアがこれまで存在したでしょうか?ひょっとすると沖縄のヴァンパイアは、今後のヴァンパイア像を一変させてしまうかもしれません。まさに沖縄文化おそるべし、です。

これまでは沖縄の光の部分だけが注目されてきましたが、こういったダークな部分にも目を向けることで、より魅力的な沖縄の姿を描くことができるようになると思います。西欧のドラキュラのように沖縄のヴァンパイアたちをうまくイメージ化できれば、芸術や創作活動のテーマとして、さらには沖縄の新たな観光資源として活用できるかもしれません。

時代の境界の闇に葬られ、忘れ去られてしまった沖縄のヴァンパイアたち。彼らを失うことで、私たちの多くは自らのアイデンティティをも失い、「さまよえる沖縄人」となったような気がします。だからいま沖縄=ヴァンパイア島宣言。あなたも一度、噛まれてみませんか?
ムンにはいろんな種類があります。
ひょっとしたら、それは一つの存在に対する呼び名の違いなのかもしれません。
あるいは、ある未知の存在のグループに対する総称かも。
ともあれ、ムンは本当にいるのでしょうか?
ムンの中で有名なのは、ヤナカジ、ヤナムンです。
これらは主に災いをもたらしますが、幸運をもたらすジョームンというのもいます。
ヤナカジに触れられると、ガジョーラーという皮膚炎になるそうです。
一方、ジョームンに触れられると幸せになる……。
真偽はともかく、本気でそう信じている人が、沖縄には大勢います。

私は、正直、ムンがどういうものか、まだよくわかりません。
ただ、それは魔物、悪霊、善霊といった表現だけで片づけられるものではないような気がします。
私の知人は、「気」の集合体だという人も、猫くらいの大きさの、かわいらしい生き物だという人もいます。
ちなみに、そのイメージ図が、イラストとしてブログの頭にデザインしてあります。
こんなヤツだったら、一匹、飼ってみたい気もしますね。
善のヴァンパイアっていったい何? 誰?
ということを、よくきかれます。それはこれまで、そんなものがいたことに気づいていなかったからです。
ヴァンパイア=悪という一般的な認識を何の疑いもなく受け入れてきたのです。
しかし、沖縄のヴァンパイアは違う。
西欧のヴァンパイアを父性的とすれば、明らかに母性的。
いわば西欧の対局に位置するヴァンパイアなのです。
こんなヴァンパイアが果たしていままでいたでしょうか?
自己犠牲という非常に精神性の高い特質を持ち、なおかつすべてを包みこむような心の豊かさを持つ。まさに従来のヴァンパイア像を一新する画期的なヴァンパイア像です。
では、いったいどこに善のヴァンパイアがいるのか?
それは、探してのお楽しみ。
ヴァンパイアカレーのメニュー表を作っています。
商品紹介の写真は、最初はこんなものでした。

「あまりにも、怖すぎる…」
「お客さんが怯えて逃げちゃうよ」
周囲の猛反対にあい、ボツ。
夢に出てきそうだと。
ちなみに、写真の顔は私ではありません。
お店にある、魔よけのシーサーの置物です。
似ているとよく言われはするが、とにかく私ではありません。
これが私だったら、私は人間よりヴァンパイアになる方を選びます。

そういうわけで、しぶしぶ無難なものに変更。
商品の実物はお楽しみということで、隠してあります。
しかし、気の弱い方は、絶対に注文なさらないでください。
たぶん、食べられないでしょう(返品不可)。
念のため、心臓が悪い方もご遠慮していただきたく思います。
もしかしたら、心臓が止まるかもしれません。
それほど怖い…、というわけではありませんが、さすがに死亡者を出すわけにはいきません。
ヴァンパイアカレー、あともう少しで登場です。
ヴァンパイアたちを意識した最初の記憶。
何十年たっても忘れられない光景……。
あれは、私がまだ小学生だった頃。
ある離島に泊まりがけで遊びにいったときのことだ。
木の実を探しに夢中になって、遠い親戚の同い年の少年とはぐれ、私は一人で山の中を歩いていた。
はじめての場所で、心細くて、いまにも泣き出しそうだったことを覚えている。
ふと、どこかでヤギの鳴き声が聞こえたような気がした。

誰かを呼ぶような寂しげな鳴き声。
思わず、その声のする方に走っていった。
すると、小さな山道に出た。
ヤギの声は、なだらかな登り坂になった道の向こうから聞こえた。
きっと誰かいるに違いない。
私は、息を切らしながらさらに走っていった。
そして、いきなりあの光景に出くわしたのである。
※あまりにも過激な内容を含むため、カットしました。
お読みになりたい方は、入店後、店内ブログノート(ノーカット版)でお読みください。
ただし、夕方6時以降の閲覧は行っておりません。
また、道義的、精神的、肉体的、その他すべての責任は一切負いません。
………。
いまだにその光景が現実にあったとは思えない。
夢か幻であったような気がする。
実際、そのあとのことを、私はまったく覚えていないのだ。
おぼえているのは、親戚の少年とじゃれあいながら、山道をもどって村に帰ったときに見た、あの抜けるような青空と、耳をかきむしるようなセミの声。
そして、むせるような草の匂いだ。
ヴァンパイアカレーがやっと完成しました。
構想十四年。
仕上げに入った最近は、店が潰れそうになるのもかまわず、熱中してしまいました。
特に原料にこだわりました。
永久スパイス、ヒマラヤ岩塩、不老ハーブ…。
味も従来のヴァンパイアのイメージではなく、沖縄のヴァンパイアの特徴である「怖ろしいほどにやさしい」をテーマにしました。
周囲の人に感想を聞いてみると、
「これ辛いの?」
という反応がまず出ました。
一般的には、ヴァンパイアのイメージである「黒&赤」から、辛いものをイメージするようです。
しかし、あえて予想を裏切ることにしました。
どんな味かお楽しみに。
果たして、受け入れられるでしょうか?
もし駄目だったら……。
期待と不安がつのる。